レゲエの神様ボブ・マーリーが生まれた日
どもども!小園っす。ぼくは音楽が大好きで、なかでもレゲエが大好きです。
今日2月6日は、そのレゲエと言う音楽で神様と称される男ボブ・マーリーが生まれた日であります。
ボブ・マーリーは学校の音楽の教科書にも載っているので知らない人はいないんじゃないでしょうか?日本の裏側、カリブ海に浮かぶ小さな島国ジャマイカからこのレゲエという音楽は生まれました。そのレゲエの生みの親が何を隠そうこのボブ・マーリーなのです。
ボブ・マーリーってどんな人?
ボブ・マーリー(Bob Marley、1945年2月6日 - 1981年5月11日、出生名ロバート・ネスタ・マーリー Robert Nesta Marley)は、ジャマイカのレゲエミュージシャン。その音楽はラスタファリ運動の思想を背景としており、彼の音楽と思想は数多くの人々に多大な影響を与えた。
レゲエのアーティストのほとんどの方はこのボブ・マーリーに影響を受けたと言っても過言ではありません。というか、ボブ・マーリーがいなければレゲエと言う音楽は生まれていませんでした。レゲエ以外のアーティストでも、ローリン・ヒルやブルーノ・マーズ、ハリウッド俳優のウィル・スミスなんかもボブから影響を受けたと語ってますよね。
レゲエの成り立ち
レゲエは1960年代後半にジャマイカで発祥し、元々ジャマイカのポピュラー音楽であったメント、スカ、ロックステディーから発展。そのメント、スカ、ロックステディーのリズムにジャマイカの政治的背景、宗教、文化を歌ったのがレゲエの始まりです。
レゲエの音楽の特徴として、曲調と歌詞とのギャップがあります。明るい曲調なのに、歌ってる内容はジャマイカの辛い現実を描写してるものが多いです。
例えばこちら。
「現実の状況をよく見ろ!国家対国家の戦争、そもそもどこから始まったんだ?何時終わるんだ?全面的な破壊以外には解決法が無いように見える。無駄だ。もう誰にも止めめられない」
こんな明るい曲調なのに歌ってる内容はめちゃめちゃヘビーですよね?
他にも。
この歌の歌詞とかどぎついっすもんね。笑
和訳はこちらのサイトでご覧下さい。
ね?えげつないでしょ?こんな事日本人ならできへんし歌われへん...と同時にどれだけジャマイカの政治的背景が淀んでいたかおわかりになると思います。
レゲエは愛の音楽
これだけを見るとレゲエは過激な音楽だと思われてしまうかも知れませんが、ぼくはレゲエと言う音楽は愛に溢れている音楽だと思います。
ボブ・マーリーの一番の代表曲One Love
「愛を一つに、心を一つに、一つになればみんな安らかな気持ちになれる。」
愛と心を一つにすることの大切さ、それがどんな事よりも尊い事を歌っているこの曲はボブ一番の代表曲で、様々なアーティストがカバー、CMソングなんかにも使われています。
最近何かと話題になってる(笑)ベッキーが出ていたこのCMにも使われています。
こちらの動画は、ボブのOne Loveを世界中の人たちが歌うっていう動画です。まさしく”音楽で世界を繋いでる”わけですよ!
ボブは「レゲエの神様」の他に「魂の反逆者」「叫ぶ平和の使者」等と称されています。「魂の反逆者」と呼ばれていた理由は上に書いたように、ものすごい反逆のメッセージを歌っていたからでしょうが、なぜ「叫ぶ平和の使者」と呼ばれていたのか。それにはこんな理由がありました。
戦争止めたボブ・マーリー
まずはこちらの曲をお聴きください。
"戦争止めたボブ・マーリーから繋げ平和の聖火ラリー"
ん?戦争止めた?どういう事?いちレゲエアーティストがそんな事できるの?と思いますよね。
1976年、ジャマイカの政治的緊張が頂点に達する。ボブは、平和を取り戻すきっかけを作ろうと無料の「スマイル・ジャマイカ・コンサート」を計画。それにより二大政党の対立抗争に巻き込まれ、12月3日に狙撃されて重傷を負う。負傷したまま5日の無料コンサートに出演し、翌朝バハマへ亡命した。
1978年にジャマイカに舞い戻り、「ワンラブ・ピース・コンサート」に出演。コンサートを見に来ていた二大政党の党首をステージ上に招き、和解の握手をさせた。
ここにあるように止めたんですよ!戦争!音楽が初めて世界を動かした瞬間です。
狙撃されたボブがこのコンサートの前に帰国する理由を語ったインタビュー動画がありました。
ボブは数々の名言を残しているのですが、中でも”自分のためだけの命なら俺はいらない”この言葉はボブの人柄、理想、思考を全て表した言葉だと思います。
その他にもボブは素晴らしい数々の名言を残しているので良かったらご覧下さい。
ちなみにぼくが好きな言葉は
Love the life you live. Live the life you love.
自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
です。笑
ボブは自分の命は人々の為にあり、みんなを救ってこそ自分があると思っており、その思想が「叫ぶ平和の使者」と呼ばれた一番の理由じゃ無いでしょうか。
ぼくはレゲエと言う音楽に出会い、そしてたくさんのアーティスト、ジャンル、スタイルを聴くうちに「あれ?ボブよりかっこいいアーティストいっぱいいてるやんwww」と一時期思った事がありました。ですがレゲエを深く知れば知るほど、ボブ・マーリーがこのレゲエと言う音楽、世界中の音楽に与えた影響の大きさを知り、「ボブよりかっこいいアーティストいっぱいいてるやん」と思っていた自分が凄く恥ずかしくなりました。
2月6日、そんな今日はキング・オブ・レゲエ・ボブマーリーがこの世に生を授かった記念すべき一日です。
残念ながらボブは1981年、36歳という若さでこの世を去りました。ですが、彼が亡くなってからもなお、マーリーのDNAを受け継ぐアーティストが世界中で活躍してます。
上で紹介したアーティストは全てボブのDNAを受け継ぐアーティストです。
その中でも特に好きな曲を紹介して今日は終わりたいと思います。
これからも神様ボブ・マーリーの魂が受け継がれますように.....
ではでは!小園でした。